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貴船を発見する

重森三玲の石庭「天津盤境(あまついわさか)

2020.11.23


昭和の作庭家の第一人者・重森三玲氏が昭和40年に、古代の人々が神祭りをおこなった神聖な祭場「天津盤境(あまついわさか)をイメージして造った石庭。貴船川から産出する貴船石は、緑色や紫色をした美しい水成岩で、庭石、盆栽石の名石として、その数も少なく、珍重されています。

この庭は、貴船名石保存のため、すべてを貴船石で石組されているのが特徴で、庭全体が船の形になっています。中央の椿の樹を船のマストに見立て、神が御降臨になる樹・神籬(ひもろぎ)でもあります。

神武天皇の母神様・玉依姫命が、浪速の津から水源の地を求めて黄色の船に乗ってこの地に来られたとの神社創建の伝承に因んでいます。その黄船は今も奥宮に船形石として残っています。

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